応急手当の基礎知識

私たちは、いつ、どこで突然のけがや病気におそわれるか予測ができません。このようなとき、病院に行くまでに、家庭や職場でできる手当のことを応急手当といいます。

けがや病気の中には、脳卒中のように意識がなくなって、呼吸ができなくなり、ついには心臓が止まってしまうものや、プールで漏れたり、喉にお餅を詰まらせたときのように、呼吸ができなくなって心臓が止まってしまうもの、心筋梗塞や不整脈のように心臓が突然止まってしまうもの、大けがをして大出血でショック状態になり心臓が止まってしまうものなど、特に重篤なものがありますが、このようなときには、救急車がくるまでに何らかの処置をしないと命は助かりません。このときに役立つ応急手当の方法を、特に救命手当といいます。

応急手当の種類

 救命手当
意識がないとき → 気道の確保
呼吸をしていないとき → 呼気吹き込み人工呼吸(口対口人工呼吸)
心臓が止まったとき → 心肺蘇生(心臓マッサージと人工呼吸)
喉にものが詰まったとき → 異物の除去(指拭法、背部叩打法、ハイムリック法など)
大出血のとき →止血法
 応急手当
楽な姿勢をとらせる方法(衣服のゆるめ方、保温、体位)
骨折に対する手当
骨折に対する手当
けがに対する手当
 その他の

応急手当

傷病者の運び方(搬送法)
首のけがに対する手当
溺れた人に対する手当
やけどに対する手当